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知識に頼らない社会

中学受験では算数と国語だけでなく,理科・社会もしっかりと勉強しておかなければなりません。
 
他塾に通われている保護者様と学習相談でお子様の状況について伺っていると
「社会の内容を前に習ったにも関わらず,すぐに忘れてしまう」
という話をよく聞きます。(主に小4,5)
 
それは当然です。忘れないわけがありません。
お子様が集中して勉強していないからではありません。
忘れるのが当たり前だからです。
受験で忘れないようにするために覚えるならば,受験の直前に暗記すればいいのです。
 
では,
Q.小4,5ではどのような勉強すればよいのでしょうか?
 
A.小4,5の社会は「原理原則」をしっかりと理解する勉強が大切なのです。たとえば・・・

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2017 桜蔭中学 社会
…なぜ砥波平野(富山)でチューリップが広く栽培されるようになったかというと,チューリップの生育条件がこの地域に合っていたからです。チューリップはコメの収穫が終わった後に球根を植えますが,そこから春先までは,地温が低めに安定し,乾燥しないという環境を好みます。…

【問題】 文中の下線部について,このような条件がなぜ砥波平野で整っているかを50字以内で説明しなさい。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆
 
という問題が出されました。

ちなみに解答は・・・
【解答】冬に吹く北西の季節風の影響で雪が降りつもり,地面は雪がとける春先まで湿った低温の状態となるから。

大人の方ならさほど難しい問題とは感じないと思います。
しかし,解けなければならないのは小6の受験生たちなのです。
この問題,暗記型で勉強している子どもは意外にも答えが出せないのです。

まず中学受験生として「富山県」についての知識を紹介します。
どれだけ解けますか?
<富山県>
①富山県の県庁所在地は?
②春と冬には蜃気楼が見られることもあり,日本の湾のなかでも,水深の深さと魚の豊富さで有名な湾は?
③かつてイタイイタイ病が発生した川は?
④上流から河口までの標高差が3000m近くあり,世界屈指の急流河川は?
⑤上流に大規模なダムが建設されている川は?
⑥富山県の県花であり,コメの裏作として栽培されているものは?
⑦「越中富山の○売り」と言われたものは?
⑧1918年に富山県の漁村の主婦がコメの安売りを求めて起きたとされる出来事は?
⑨富山県南部にある世界文化遺産は?
 
~解答~
①富山市,②富山湾,③神通川,④常願寺川,⑤黒部川,⑥チューリップ,⑦薬,⑧米騒動,⑨五箇山の合掌造り集落
 
受験生でこれらをスラスラと解答できれば「よく勉強しているね」と言えます。
一方,大人はこれらの「富山県」に関する知識を「そういうのあったね」「忘れてた」「知らなかった」という方もいたと思います。
 
しかし,先ほどの桜蔭の問題となると,「富山県の知識」がしっかり入っている子どもでも簡単に答えが出せません。
 
では,なぜ知識がなくても大人は解けるのか?
それは知識がなくても,経験に基づく「原理原則」から解答を導いたからです。
 
先ほどの問題を「大人の思考」で分析すると…
まず,問題文の「砥波平野(富山県)」
⇒砥波平野の位置がわからなくても,富山県=「雪国」と考える。
そして,問題文の「地温が低めに安定し,乾燥しない」
⇒「雪国」だから春先まで雪が積もっている⇒雪で地温が低く安定する。そして雪が積もっているので乾燥しない⇒だからチューリップの生育条件に合う。
という流れで解答にたどり着くと思います。
 
子どもたちも「富山」は「雪国」を知っています。
しかし,パッと解答に結びつきません。その「雪国」という知識を利用して,上記の解答に持っていくには知識を使いこなす思考力トレーニングが必要なのです。

★ちなみにもう少し詳しく書くと・・・
子どもの場合は,「雪国」=「新潟」と考える場合が多く,そのため「富山」=「雪国」に結びつかない子どもも多いのです。

では,「雪国」=「富山」を結びつけるためにどうするか?
わからないなら「雪国」=「新潟」,「雪国」=「富山」・・・と覚える知識を増やしていく。
当然これはダメな指導です。そのように指導するのは楽ですけどね。
少なくとも私はそんな指導は受けたくありません。

ならばどうするか?
覚える知識を増やすのではなく,「冬の日本海は北西の季節風が暖流の上を通るときに水蒸気を含み,それが山を越える際に雪を降らせる」という理屈をしっかりと理解させることで,「富山」=「雪国」がすんなり出てきますし,他の場所でも応用がきくようになります。(要するに大人のように「冬の日本海側は雪が降りやすい」という思考になります)そして,これが「知識を使いこなす思考力」へと成長していくのです。
 
大人なら「経験」で理屈抜きでもイメージできますが,人生経験の少ない小学生は単純暗記で覚えた知識を思考へ繋げられません。だから,せっかく覚えた知識も宝の持ち腐れとなりますし,理屈を理解せずに覚えた知識はすぐに忘れてしまうのです。
 
ということで,
「小4,5のうちに学習しておかなければならないことは何か?」
それは知識の単純暗記ではなく「原理原則」をしっかりと理解すること
理由を考える訓練をしておくことが大切なのです。
 
この「原理原則」を理解することを小4,5で学び,小6で受験に必要な知識を身につけ直せば「鬼に金棒」
あとは過去問を通して経験値を積むだけで済むのです。
 
鉄能会の小4・5の授業は「知識の習得」<「思考力向上」を徹底しています。
そのため授業は先生と生徒の問答中心であり,常に「なんで?」と子どもたちへ問いかけているのです。
すると,かなりハイレベルな思考トレーニングを積んでいるにも関わらず,「社会の授業が楽しい」と言ってくれるのです。
ぜひ一度鉄能会の社会を体験してみて下さい。
 
九品仏校 中桐 義博
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<小6対象 社会科イベント>
「2017年上半期 ニュース丸わかり講座」
□日程:7月1 or 8日(土)
□対象:小6
□場所:鉄能会 自由が丘校
□時間:10:00~12:00
□受講料:無料

□内容:2017年の上半期に起きた時事問題を扱う講座です。中学受験では時事問題は必須となるので、この講座には必ず参加してください。①と②はどちらも同じ内容です。
★受講希望の方はHPからイベント参加申し込み,または校舎までご連絡ください。
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理科実験教室@自由が丘

本日、5,6年生を対象とした「理科実験教室」を行いました。
テーマは入試必出の「水溶液~酸・アルカリ~」です。

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まずは色々な「指示薬」の、液性による色の変化について学習しました。6年生にとっては良い復習になりましたね。

その後各自、実際にリトマス紙を使って「炭酸水」「重曹水」「石けん水」「酢酸」「砂糖水」の5種類の液性を調べる実験です。
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思った通りの色の変化が見られないことありましたが、そんな時こそ自然と「何でだろう」と思いをめぐらせることができるのが、実験の良いところですね。

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さらに、BTB溶液とフェノールフタレイン溶液を使い、色の変化や中和の状態を確認しました。

アンモニア水については、「アンモニア(気体)は水に非常に溶けやすい」ということが良くわかりましたね。
6247.JPG←赤リトマス紙を水でぬらし
6249.JPG←アンモニア水の上にかざすだけで・・・
6248.JPG←青に変わりました

最後に今日の実験のテーマに沿った入試問題にもチャレンジしました。今回は慶應中等部です。
6年生の中にはしっかり全問正解できた生徒もいました。

おみやげとしてお渡しした、紫キャベツ液で作った「万能試験紙」で、色々なものを調べてみてください。

「実験・観察」問題の出題は非常に増えています。今後もその傾向は加速していくでしょう。
鉄能会では、今後も中学入試に役立つ実験イベントを企画してまいります。ご期待ください。

自由が丘校 宮田亮
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仮想中学入試

鉄能会では過去問演習を塾で完全管理しております。

□過去問の冊子は塾で預かり、家庭ではなく全て塾へ来て取り組む。
□問題用紙も解答用紙も塾でプリント化し、本番と同じような雰囲気の中で取り組む。
□時間ももちろんしっかりと計り、採点は全て講師が行う。
□過去のデータをもとに、合否や今後の合格の可能性を分析し、ご家庭との共有を図る。


われわれはこれを『仮想中学入試』と呼び、一人ひとり異なる課題を持つ生徒たちへ、最適な指導を行うための重要なツールと考えております。

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この6月現在、すでに生徒たちはそれぞれいくつかの学校について「仮想入試」にチャレンジしています。まだ合格点に達していない生徒が大多数ではありますが、今はまず自分のゴールがどこにあるのかということを知り「慣れる」こと、つまり経験を積むことを主眼としています。と同時に、どこをミスしているのかを細かくチェックすることで、これからの学習のポイントをつかみ、ゴールまでの最短距離を走る準備をしています。

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さらに、一つひとつの答案を講師がしっかり採点・添削していますので、生徒一人ひとりへの細かい対応と確実な能力向上につなげていくことが出来るのです。

自由が丘校は〈6年生専門館〉です。いわゆるダブルスクールとして、過去問対応を主とした「個別指導」を行うなど、お子様が現在抱えるお悩みに最大限答えてまいります。

「学習相談」のみでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

自由が丘校 宮田亮

自由が丘に6年生専門館がOPEN!

準備中です。

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