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トピックス 自由が丘校 6ページ目

小6理科より グラフの見方

入試本番まで2ヶ月半を切り、6年生は本番に向け、本気モードで日々を過ごしています。
最近は、今まであまり質問にこなかった生徒も、過去問で解けなかった問題を抱えて質問に来るようになりました。
全体的に質問の質も上がってきており、真剣に考えた上で分からなかった問題を持ってきたということがとてもよくわかります。
 
最近は質問でグラフ系の問題を持ってくる生徒が多かったので、少し解説したいと思います。
出題者からみると、グラフ系の問題は、理科的な思考力を測りやすいというメリットがあるので、単元を超えていろいろなパターンで出題されます。
 
今回は例として、最近質問があった発芽した「種子の乾燥重量」のグラフをあげてみました。
スペースをとりすぎるので問題は省き、グラフの読み方に的を絞ります。
 
乾燥重量のグラフ
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上のグラフは種子Aと種子Bを別々の環境におき、日数の経過に伴って変化する乾燥重量について調べたグラフです。
グラフを見てわかることは何でしょうか。
グラフを見てみるとAは途中から重量が増えているのに対し、Bはずっと下がっています。
ここで読み取るべきは、何故このような差が発生したかです。
 
そこで、種子の中で何が起こっているのかをグラフから考えます。
序盤の重量が減っている理由・・・ずばり呼吸をするためです。「呼吸をする」→「エネルギーを消費する」→「重量が減る」と考えます。
見落としがちですが、植物も我々と同じ生物です。呼吸をして蓄えた養分からエネルギーを取り出し、生命維持と成長をしなければ生きていけません。
外から何も得られない状態で呼吸をすればエネルギーを消費するだけなので当然重さは減っていきます。

途中からAのみ上がっている理由・・・これは、途中からAが光合成をすることで、自ら養分を作れるようになったことを示しています。
呼吸はずっと続けているので、「呼吸で消費する養分」<「光合成でできる養分」ということもわかります。

結論・・・「種子Aは光合成できる環境にある→光が当たるところ」「種子Bは光合成できない環境にある→暗いところ」と推測できます。
 
重要なことは、グラフから以上のことを正しく読み取って考えられるかどうかです。
「光合成」も「呼吸」も繰り返し学習しており、受験生にとっては当たり前の知識です。それを上手にリンクさせて正しい結論が導き出せるかがカギとなります。
また、「呼吸をする」→「重量が減る」などは、呼吸のメカニズムを学習している生徒にとっても気付きづらい点になっていることが多いです。
つまり、グラフを正しく理解することで、知識に厚みを持たせることにもなります
 
上記の例にかかわらず、どんな現象も基本的なことの積み重ねです。
世の受験生の中には、グラフが出ただけで考えることをあきらめてしまう人もいますが、それは非常にもったいない点の落とし方をしていると思います。
 
また、グラフは理科のみならず、経済指標や人口推移など新聞紙上でもたくさん出てきます。
そこから、何かを読み取り「考える力」は、今後の人生でも重要なのは言うまでもありません。

鉄能会は、「考える力」を鍛えています。
鉄能会の授業に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

自由が丘校 平岡琢磨
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算数の力が伸びていない気がする生徒へ

先日、ある生徒がぼそっと「私、算数が苦手なんです」とつぶやくことがありました。
その生徒は、どちらかというと理系科目を得意としている生徒で、過去問の結果も悲観するほど悪いわけではないのですが、自分で思っているほど得点できない現実に直面し、つい弱気になって発した一言だったと思われます。
私は「大丈夫。君は確実に力がついているよ。」と本気で言いました。実際、得点以上に実力が伸びていることを確信していたからです。

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今の時期に「算数の力が伸びていない気がする」という感覚は、今までも多くの先輩方が持っていました
それは算数の場合いくら勉強しても、授業などでいざ演習に取り組むと今までに見たことのないような問題に出くわし、解決したと思ったらまた分からない問題が出てきて…と、やってもやっても出来るようになった気がしない感じがするからでしょう。特に難関校を目指す場合、必ずといっていいほど突き当たる壁のようなものです。

しかし実は、先生方の側からするとそれは当たり前のことなのです。

なぜなら、「ああ、あの問題ね」と解法をすぐに思いつくようなレベルの問題を授業でやったところで、知識や解法の定着にはなっても本当の意味で実力(=思考力)を伸ばすことにはつながらないため、いつも解けるか解けないかのギリギリのラインで問題を出しているからです。
少し悩んで考えないと出来ない問題、というのがその時点で最適の問題であり、皆さんが今やるべきことだといえます。一人ひとり違いはありますが、その最適な問題は時期を追って徐々にレベルアップしていくものです。先生方が皆さんの「力が伸びているな」と感じるのはそんなときなのです。

算数は本来「能力」そのものを問う科目です。鉄能会がこだわる「思考力重視」の学習は、算数の力を伸ばすことに最もその威力を発揮します。知識や解法の定着も得点力アップには欠かせない作業ですが、何より最後まであきらめずに考え抜く力こそ最大の武器になるはずです。

そうは言っても、今やっている過去問のスコアアップになかなかつながらない場合、ネガティブな気持ちになってしまうかも知れませんね。
そんなときは「算数は完成が遅い科目だからまだ大丈夫」と前向きに考えてください
理科や社会はやった学習に比例して得点が伸びる傾向がありますが、算数はある臨界点を超えてから急に得点につながってくるケースが多いものです。実際に直前期に得点がぐっと伸びて合格を勝ち取った先輩方も大勢いますよ。

大切なのは「気持ちで負けない」こと。頂上は目の前です。ここからが最後の急坂だと思って頑張りましょう!

自由が丘校 宮田亮
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鉄能会の「考える」社会科

先日、小4の社会科の授業で「日本の農業」について学びました。
その中で、現在の日本の農業が抱える問題点について生徒たちと意見交換をしました。
 
現在の日本の農業の問題点
<一般的には>
・農家の高齢化
・輸入に頼る農産物
・農産物の安全性
などが言われています。
しかし、ここから話題が発展していきます。
 
「農業の高齢化」の原因が、作業が大変、収入が不安定などから若い人の跡継ぎがいないこととわかると・・・
・個人で農業をやるのではなく、これからは会社としてみんなでやれば苦労は減るし、収入が安定するのではないか
 
「輸入に頼る農産物」の原因が、日本人の農家が減っていることや、一年中いろいろな食材を求めているからということがわかると・・・
・日本のことだけを考えると自給率が低いのは不安だけど、日本が農作物を輸入することによって、その国の発展にも繋がっているのではないか
・日本は世界に工業製品を作って輸出している国だから、世界の国が作った物を輸入しないとバランスが取れないのではないか
 
「農産物の安全性」の原因が、国によって「農薬」などの基準が違うということだとわかると・・・
・日本が中心となって世界規模の基準を作るべきではないのか
・このことは外国から日本に対しても言えて、日本の農作物は本当に安全なのか
 
などという自由な意見が飛び交いました。


これらは生徒一人ひとりが真剣に事象を捉え、習ってきた知識を利用して、自分の意見を持ち発言した内容です。
普段から授業の中でさまざまな事象におけるメリット・デメリットを考えさせている成果もあり、するどい意見も見られ、中学受験を目指す生徒として頼もしい限りです。

難関・上位校を目指すためにはテキストに載っている知識だけでは通用しません。
豊富な知識もあるにこしたことはありませんが、それ以上に「考える力」が求められます。
日々の生活の中で「なぜだろうか?」「これはなんだろうか?」という「知的好奇心」を持ち、それについて考える「思考習慣」が、本物の「学力」を育てます。
中学受験というすばらしい経験を通して、進学しても、さらには大人になってからも使える本物の「学力」を身につけてください。
 
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そこでまずは鉄能会の「考える授業」を体験してみてください。
1回の授業だけでも内容以上のいろいろなことを知り、多くのことを考えることができますよ。
 
鉄能会 九品仏校・自由が丘校 中桐義博
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問われる理科的思考力

いよいよ、受験まで残り80日あまりとなりました。
9月から本格的に始まった過去問演習を通して、生徒各自の中で入試問題に対する意識が明らかに変わってきています。
 
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個別指導や質問では、生徒たちが「わからなかったこの問題をちゃんと理解したい!」という高いモチベーションで臨んでくれるので、自然と熱を帯びてきました。
 
最近は個別指導で、理科をやって欲しいという生徒が増えてきています。過去問演習で出てきた結果を見つめ直し、浮かび上がってきた自分の弱点を克服したいという気持ちの表れだと思います。
 
個別指導で理科を指導するときは、とにかく解答の根拠は何かをしっかり確認することにしています。理科が苦手という生徒は、この根拠の部分があいまいになっていることが多いからです。
 
特に苦手としている生徒が多い、グラフや表から考察する問題は、表面には見えない数字のつながりや現象の原因が見えているかが大事ですから、この部分を時間をかけて扱い、答案につなげていきます。
グラフや表から根拠を見つけ出す力がつくことによって、初めて同類の問題が解けるようになっていくからです。

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算数と理科は「理系科目」として一緒にされがちですが、入試問題で求められている能力は違います。
「読み・書き・そろばん」の能力だけなら、国語・算数で十分に測れますが、入試に理科があるのは、今後学習をしていく上で理科的な思考力が必要だからです。
 
入試本番までの時間は限られていますが、少しでも合格に近づけるような、そして今後の学習の土台となるような指導をできればと考えています。

自由が丘校 平岡琢磨
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志望校対策について

志望校(受験校)も徐々に固まり、その対策に力を入れている受験生も多いかと思います。

「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という故事があるとおり、
①過去問の傾向にあわせた対策
②自分の弱点を補強する

この2点は、本番まで常に意識をした学習を心がけていきたいところです。

今回は教材を通した、自由が丘校での取り組みをいくつかご紹介いたします。

① 過去問対策
生徒それぞれの志望校に合わせた「合格プリント」を一人ひとりに作成しております。
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その学校の合格点を突破するための、その生徒のためだけのプリント集です。
皆、質問しながら必死になって取り組んでくれています。

② 弱点補強
苦手単元克服のための単元別プリントも充実しています。
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得意科目・不得意科目を意識しすぎるのも逆効果ですが、やはり合格点をとる近道は「出来なかったことを出来るようにする」ということにつきるのではないでしょうか。
個別指導を中心に、苦手単元の克服に向けて生徒ごとの状況に対応した「単元別特訓」を実施しております。

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その他にも、算数の基本~標準レベルの問題の完全攻略を目指した「完成プリント」など、「いまだからこそ必要な学習」に焦点を絞り、最適な学習が出来る教材を適宜用意しております。

この追い込みの時期だからこそいきてくる、鉄能会ならではのピンポイント学習を通し、生徒の合格をバックアップしてまいります。

自由が丘校 宮田亮
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受験算数は「比」が命 ~桜蔭の食塩水(濃さ)に関する問題~

先日の授業内で、桜蔭の食塩水(濃さ)に関する問題を扱いました。
 
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<H23年度大問2>
容器Aには15%の濃さの食塩水100gが、容器Bには3%の濃さの食塩水200gがはいっています。このとき,次の問いに答えなさい。
(1) 容器Aから10g、容器Bから10gの食塩水を同時に取り出しました。その後、容器Aから取り出した10gの食塩水を容器Bの中に、容器Bから取り出した10gの食塩水を容器Aの中に入れました。このとき容器Bの食塩水にふくまれる食塩の量は何gですか。
(2) 次に容器Aの食塩水に水を100g加えました。容器Aの食塩水の濃さは何%になりましたか。
(3) 次に容器Aの食塩水にふくまれる食塩の量が容器Bの食塩水にふくまれる食塩の量の2倍になるようにしたいと思います。どちらの容器からどちらの容器に食塩水を何g移したらよいですか。
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一般的な問題集の解説では、小数や分数を含んだ式や文章で表されています。
 
鉄能会の授業では、以下のように図や表を書いて、「比」を活用して解説を進めています。
 
(1)
容器Bについての「てんびん」をかく
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重さの比「19:1」の逆比で「1:19」とし容器Bの濃さを求める
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その濃さから「たてよこ」で食塩の量を求める
20171109③.JPG 答え.7.2
 
(2)
(1)と同様に、容器Aについての「てんびん」で解き進める
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2つ目の「てんびん」で水100gを混ぜた後の濃さを求める
20171109⑤.JPG 答え.6.9
 
(3)
(1)、(2)で求めた濃さから食塩の量を求め、表で表す
(移すだけなので合計の量が同じになる)
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移した後のそれぞれの重さを書き、更に増減も書いておく
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Bから「0.2gの食塩」を移せばよいので、その食塩水全体の量を「たてよこ」で求める
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割り切れないため、分数で表す
20171109⑨.JPG 答え.BからA509
 
 
問題文が長く、理解しにくい内容とも感じますが、図や表を書いて、「比」を活用することで解き進め易くなります。
これは御三家の桜蔭の問題でも実践できるのです
 
中学入試の問題では、どのような単元でも問題のレベルを問わず、「比」の活用が効率的であり、正解(得点)につながり易くなります。
 
やはり「受験算数は『比』が命」
「比で解く」ことが中学受験の算数を攻略する上で力強い「武器」になると、改めて強く感じました。
 
 
「もっと得点を伸ばしたい」という算数が得意なお子様から、「算数が苦手で・・・」「算数が伸び悩んで…」と困っているお子様まで、ぜひ鉄能会の「比で解く算数」を、体験授業に参加して体感してみてください。
きっと今までの算数との違いを感じてもらえるはずです。
 
勿論、算数に限らず、他の教科や中学受験のことでお悩みがございましたらお気軽に校舎までお問い合わせください。


飯島巧士
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熱戦!社会科イベント報告@九品仏校

先日、小4で社会科イベント日本周遊の旅シリーズ「東北地方編」を行いました。

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このイベントは、まるで本当に旅をするかのように画像や映像を見ながら、各地の地形や街の様子、歴史・文化などを学んでいきます
実際にはなかなか行けないような場所、本当に行ったとしてもガイドさんがいないと聞けないような解説・情報など、通常の授業では教えきれない内容を楽しみながら学べるイベントなのです。
 
と、ここまでを聞くと、「全国各地を優雅に散策」と感じてしまうかもしれません。
 
全く逆です・・・
このイベントは、前述したように各地を本当に旅するかのように巡るのですが、行く先々で「問題」が出るのです。
この「問題」に、チームで知恵を出し合って、正しい答えを出さなければならないのです。
そして旅が終わった時に、一番ポイントを稼いでいるのはどのチームか・・・
 
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今回は近年まれに見ぬ大接戦となりました。
最後の解答が発表されたときの大歓声は大変でした。
勝ったチームは本当におめでとう!!
僅差で敗れてしまったチームは次回リベンジをよろしく!!
 
鉄能会では、「学習=楽しい」を体感できるさまざまなイベントを用意しています。
ぜひ、鉄能会のイベントや体験授業に参加して、「楽しいのに賢くなる」を感じてください。
 
鉄能会 九品仏校・自由が丘校 中桐 義博

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さおはかりを作ろう!~理科実験教室~

本日11月3日(金・祝)、自由が丘校にて、3,4年生対象の理科実験教室さおはかりを作ろう!」を開催しました。

「棒の先におもりをつるしたときと手前につるしたときで重さが違う(ように感じる)」ことや、「はさみで厚い紙を切るときは根元で切った方が切りやすい」といった身の回りの現象から「てこ」について学習しました。
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「てこ」の考え方は、入試問題の重要なファクターの一つです。
今日はそんな「てこ」を、理屈ではなく実感して欲しいと考え「さおはかり」を作ってみました。

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まずたこ糸と紙皿を使い、はかり用の皿を作ってもらいます。
次に、50cm程の角材の端に皿をつるすフック、少し離れて支点となるフックをそれぞれねじ込み、50gのおもりをつるして皿とのバランスが取れたところに、基準となる0gのメモリを打ちました。
このとき、皿と支点の距離を10cmとするとその後のメモリが打ちやすくなりますが、今回は少し重いものが量れるようにするため、あえて適当に短めにしてみました。

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50gのおもりを皿に乗せ、つり合いが取れたところに50gのメモリを打ちます。うまくいけば、皿と支点の距離がそのまま2つのメモリの間の距離となるはずですが…。上手にできた生徒たちは、200gや250gまで量れるはかりが完成しました。

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消しゴム、ティッシュ箱、タイマー等々、実際に色々なものの重さを量ってみました。1つあたりが軽いボードマーカーなどは、まとめて量ってから個数で割る計算をすることで、かなり正確に量れることも知り、なかなか有意義な実験になったと思います。

なお、今回行った「さおはかりを作ろう!」は、11月12日(日) 11:00~12:20自由が丘校にて2回目を開催(無料)いたします
興味のある3,4年生は、是非HPの校舎ページよりお申し込みください。

九品仏校・自由が丘校 宮田亮
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受験算数は「比」が命 ~フェリス女学院の特殊算~

先日の授業内で、フェリス女学院の特殊算(仕事算)の問題を扱いました。

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ある仕事を、Aさんが1人ですると45日かかり、Bさんが1人ですると36日かかります。次の問いに答えなさい。
(1) この仕事をAさんとBさんの2人ですると何日かかりますか。
(2) この仕事を、Aさん、Bさん、Cさんの3人でやり、残りをCさん1人でする予定を立てました。実際は、3人で仕事をする日数を予定より2日多くしたので仕事が全部終わるまでにかかった日数は予定より3日少なくてすみました。
① この仕事をCさんが1人でするとしたら、何日かかりますか。
② 予定では3人で働く日数は4日としていました。実際に仕事が終わるまでにかかった日数を求めなさい。
                              (H25年度 大問2)
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一般的な問題集の解説では式や文章で表されています。

鉄能会の授業では、以下のように表を書いて、「比」を活用して解説を進めています。

(1)
時間の比→速さの比(逆比)を書き表す。
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「A+B」の速さの比が分かり、更に逆比を活用して「A+B」の時間(日数)を求める。
20171102②.JPG 答え.20日

(2)①
「予定」は、下の写真の黒い「→」。点線の左側はA、B、Cの3人で進めている。
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3人で仕事をするのを「予定」より2日多くしたので左に「」で表し、Cが2日多くした分「Cだけ」で行った点線の右側を2日分の「」で表す。
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問題文の「3日少なくてすみました」から、「Cだけ」で行った点線の右側を3日分の「」で表す。
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写真の緑で囲んだ部分が同じ仕事の量なので、「A+B」と「C」のかかる時間(日数)の比が「2:3」。
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(1)の表に戻ればCのかかる時間(日数)が分かる。
20171102⑦.JPG 答え.30日

(2)②
①の時間の比「2:3」から、「C」と「A+B+C」(3人)の速さの比が分かる。
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仕事全体の量が上下のかけ算で「180」と分かり、3人で「予定の4日」と「追加した2日」で「6日」分の仕事をする。
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Cだけで行う仕事は残りの「90」なので、更に15日かかる。
20171102⑩.JPG 答え.21日


最難関校のため、大問2であっても(2)①で別の図を使用する必要がありますが、やはり表を書いて、「比」を活用することで、式や文章で表すよりも解き進め易くなります。
それが、最難関であるフェリス女学院の問題でも実践できます。

先日当トピックス欄に掲載した開成や上記のフェリス女学院だけでなく、他の多くの中学校の問題で、様々な単元の問題で、問題のレベルを問わず、「比」の活用が効率的で、正解(得点)につながり易くなります。

授業を進めていて「受験算数は『比』が命」と感じました。そして「比で解く」ことが中学受験の算数を攻略する上で力強い「武器」になると、改めて感じました。


「もっと得点を伸ばしたい」という算数が得意なお子様から、「算数が苦手で・・・」「算数が伸び悩んで…」と困っているお子様まで、ぜひ一度鉄能会の「比で解く算数」を、体験授業に参加して体感してみてください。
きっと今までの算数との違いを感じてもらえるはずです。

勿論、算数に限らず、他の教科や中学受験のことでお悩みがございましたらお気軽に校舎までお問い合わせください。


飯島巧士
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過去問との相性

入試本番まで100日を切り、いよいよラストスパートの時期となってきました。併願校も含めた本格的な受験パターンを決定するため、頭を悩ます受験生も多いかと思います。

受験校を決定するには、まず過去問を解いてみること。

そして、いざ過去問をやってみると、合格最低点にさえ届かない現実に「このままで大丈夫だろうか?」と不安になり、「この学校の入試問題とは相性が悪いのでは?」と悩む生徒や保護者を見かけます。

しかし、過去問を解いてみて、自分が思っていたより得点が良かったり悪かったりするのは当たり前のこと。これはあくまで「結果」であって、相性の問題で片付けるべきではありません。結果はしっかりと受け止め、原因と対策を考えて学習に取り組むことが大切です。「相性が悪い」と言ってしまえば、その学校との縁も切れてしまうのですから。

では、「相性が良い」とか「相性が悪い」というのはどういうことなのでしょうか?


■入試問題の難易度
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偏差値の割りに、入試問題の難易度が高すぎたり、逆に低すぎたりする学校があります。

平均的に6割~7割で合格と考えると、合格最低点が5割位の(中には5割を割っている)学校は、受験生のレベルに対して難易度が高いといえるでしょう。こういった場合、得意科目と不得意科目がはっきりしているような生徒に有利になる場合があります。平均点が低いため、不得意科目で差があまりつかず、得意科目で周りより大きく得点を稼ぐことができるからです。
ミスもそれなりにするけれど、難問も正解することがあるような「ムラのある」タイプ向きといえるでしょうか。
ただ、捨て問の選択を見誤らないようにするなど、時間配分に対する戦略が必要となってきます。

一方、合格最低点が7割を超えるような学校は、受験生のレベルに対して難易度が低いといえます。もちろん中には難しい問題も混ざっていますが、易しい問題を確実に取れれば合格できますので、難問はなかなか正答できないけれどミスは少ない、といった「堅実な」タイプ向きです。
4科目のバランスを考え、不得意科目や単元を作らないよう、計画的な学習を積み重ねることが大切になってきます。

ちなみに、学校によって頻出単元に偏りがある場合、不得意な単元が多く出題される学校を、単純に「相性が悪い」と考えがちなものです。
しかし、傾向があるのであればそれに対する対策もあるものです。逆手にとって合格への道筋が見えやすい「対策しやすい学校」と捕らえて頑張って下さい。



■得意・不得意科目
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国語は得意だけれど算数は苦手、という女子は多いものです。苦手の度合いにもよりますが、女子校の場合、算数は易しめの問題が多いので、普段の模試の結果より得点ができる場合があります。逆に算数を得点源と考えている女子が、思ったほど差をつけることができずに苦しむこともあるものです。まさに「相性」ですね。
その一方で、共学校の場合、男子校の傾向に寄る場合が多く、算数が得意な女子が全体の得点を伸ばし、苦手な生徒は苦労するケースが目立ちます。

男子の場合、国語が苦手という生徒が比較的多いものですが、男子校の国語は物語文を中心にした易しめの出題が多いため、失点を最小限に抑えることができれば、得意な算数で稼ぐことで思った以上に得点を伸ばすことができます。逆に算・理の難易度が高い傾向にありますので、算数が苦手な男子は算数でとことんやられて撃沈・・・という場合もあり得ます。

このように、本人の特性(科目間の得意・不得意)による、まさに「相性」というのは、実際に解いてみないことには一概に言えないものです。
得意科目でしっかり稼ぎ、不得意科目で平均点まで取ることができるのであれば、「相性が良い」と言えます。
さらに、科目ごとの配点割合という面もあるでしょう。
塾の先生は、学校ごとのそういった傾向をよく知っていますので、相談してみてください。

最後に、ある保護者の言葉をご紹介します。
「その学校に行きたいと思ったなら、その入試問題の色に染まる位やればいいんですよね(笑) だって、その学校が求めている生徒は、その入試問題が解ける生徒なんですから。」


自由が丘校 宮田亮

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