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トピックス 2017年5月 4ページ目

国語の授業から~時代背景を理解する~

今回は、小5国語の授業風景をご紹介致します。

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先日の授業では、夏目漱石の『坊っちゃん』を扱いました。
その中に、主人公(漱石が自分を投影したとも言われています)が兄から600円を譲り受け、使途(使い道)を寝ながら(時間をかけて)考える、という場面があります。

さて、ここで問題です。兄から600円を譲り受けた主人公は、なぜ使途に困ってしまったのでしょうか。
 
今と当時の貨幣価値は当然違いますから、当時の600円が大金であることは、大人であれば簡単に予測できます。
しかし、子ども達からすると今ひとつピンと来ないものです。
 
そこで、時代背景を理解する必要があります。
先ほども書いた通り、教員をしていた漱石自身が自分を投影したとされているので、1890年代(日清戦争が勃発した当時)、学校教員の初任給は、地域差はあれど8円程度だったとされています。
 
つまり、主人公が手にしたのはその75倍の金額です。
現代の教員初任給が24万円程度ですから、彼が手にしたのは今の1,800万円程でしょうか?
そんな大金を手にしたら、誰でも使途に困ってしまいますよね?
(彼はそれを元手に商売を始めるわけでもなく、教員になるために学校に通います。)

さて、ここまで来れば、主人公が困った理由が分かりますよね。
(解答例)「使い切れない程の大金を手にし、とまどってしまったから。」

このように、今回の問題は、時代背景を理解しているかどうかも問われていたのです。
ちなみに・・・
貨幣価値の知識は、社会の分野でも扱います。明治時代の地租改正と選挙権を考えるときに必要になってきますよ!
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国語の文章に付随する知識を、子どもたちは目をキラキラさせて聞いていました。
一見難しそうな文章でも、時代背景が分かると読みやすくなります。

教える側の一工夫で、子ども達の取り組みをガラッと変えられるのです。
 
鉄能会では、子ども達に「学習=楽しい」を体感してもらえるよう、講師一同、毎回趣向を凝らした授業を展開しています。
無料体験授業も実施しておりますので、是非ご参加ください。

文系担当講師  奥野功一朗

将来、伸びる生徒になるために

鉄能会は小学4、5年生に、量が多すぎず、少なすぎず、適正な量を与えていくことに気をつけています。

 これには理由があります。
 それは、生徒達にしっかりと考えて答えをだしてほしいからです。
 受験学年である小6で、疑問点を放置しない生徒は必ず伸びます。
 これができる生徒は、よく考え、無理なら質問するといったことが自然にできるからです。
それでは、そのような生徒は、小4、5年生をどう過ごしてきたのかというと、適正な量の問題にしっかりと取り組み、1問1問正解まで考え抜いてきているのです。

  逆に早い段階で、限界を超えた量に取り組む訓練をしてしまうと、重要な基礎単元をなんとなくわかった状態(実は全くわかっていない)で次へと進むことを余儀なくされます。また、量が多いので、正解を出すことのみが目的になり、思考のプロセスがおざなりになりがちです。小6になり、急に成績が落ちてしまったという生徒は、算数の実力が下がったというよりも、今まであやふやな状態で済ませていて、わかっていなかった部分が、小6の総合的な問題で露呈しただけという場合が殆どです。

鉄能会では、「おみやげ」の採点は、ほぼ全て講師が採点します。
そして、問題量は多くないですが、全問正解をするまで何度でもやり直しをする厳しさがあります。

 おみやげは講師が○×をつけます。
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提出されたおみやげは、全て進捗が掲示されます。
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日々の授業でやったことを、きっちりとこなしながら前に進んでいくのが鉄能会流です。
これを繰り返し行うことで、本当の考える力が育っていくのだと思います。

九品仏校 平岡琢磨


記述対策~主語と述語①~

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記述問題で減点対象となる解答の1つに、主述関係が不明確なものが挙げられます。では、実際にあった生徒の誤答例を見てみましょう!

問題:「強行」という語句を使って、短文を作りなさい。
※「強行」=無理を押し切って強引に行うこと

生徒の誤答例:×「熱を出してしまったが、運動会を強行した。」

主語が隠れていますが、「熱を出して」とあるので「私」ですね。熱があったにも関わらず、無理をして運動会に参加したと言いたかったのでしょう。しかし、述語は「強行した」ですから、運動会を強行したのも「私」ということになってしまいます。
では、運動会を強行したのは誰なのか。今回は「学校の先生」としておきましょう。
先生達が当日、運動会を実施するかしないかは、生徒の体調ではなく、天候で判断することが一般的ですよね。「運動会」という語句を使いたいのであれば、次のように直すのがよいでしょう。

○「(先生達は)雨が降っていたにも関わらず、運動会を強行した。」

これで、主述関係がハッキリしました。文を書いた後は、主述関係が合っているか必ず見直しましょう。

このように、短文記述の練習で基礎を固めることが出来ます。ただし、記述問題は自己採点をさせないでください。必ずプロに添削をしてもらいましょう。
鉄能会の授業でも、記述対策に力を入れています。記述→添削を繰り返すことで、記述力は格段にアップします!是
非、鉄能会の授業を有効活用してください!

文系担当講師 千勝佑子

競争意識を高めよう!

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中学受験において、競争する環境に慣れることは非常に重要です。
集団授業のメリットは、その経験を積めることにあります。

「集団授業を受講したことがない」というお子様は、1つ1つの作業や、問題への取り組み方がマイペースになってしまうケースが多いです。
受験は正確さとスピードが求められるため、こういった場合は早急な立て直しが必要です。
また、一人で学習した時は出来が良いのに、集団授業に入るとそれが発揮できないパターンもあります。競争相手が周りにいることで、心理的に焦ってしまうのです。

先日、小5のクラスでは、これまで習った漢字の総復習を大会形式で行いました。
正答数でランキングを作成、上位に入った生徒には大量のご褒美シールが貰えるので、休憩時間になったことも気づかずに夢中で取り組んでいました(笑)

こういった総復習テストは、予告しないで行うことが多いです。
つまり、普段からコツコツ復習をしていなければ、上位に入ることが出来ません。いつテストがあってもいいように、「勉強しなさい!」とこちらが言わなくても、子どもたちは自発的に学習しています。
競争相手の存在により、自分の正確な位置も知ることが出来るため、モチベーションは格段にアップします。

集団授業を受講したことのないお子様には、ぜひ鉄能会の無料体験授業を受講することをお勧めします。
その後、学習相談にて、お子様についての分析結果や、それを元にしたアドバイス等もさせて頂いています。これらは全て、入会を前提としていませんので、是非、お気軽にお問い合わせください。

文系担当講師 千勝佑子


「時事問題」に興味・関心を持たせる

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日頃、「時事問題」に対する子どもの興味・関心を高めるような働きかけができているでしょうか?
こればかりは我々大人の役割であることを、保護者の皆様にはしっかりとご認識いただければと存じます。

さて、2017年上半期までの「時事問題」といえば、我々の生活に直結しながらも、議論の余地が大いに残るものばかりです。

・憲法改正と9条、24条や26条との関連性
・共謀罪・テロ等準備罪法案を巡る問題

・宅配業界における人手不足問題とサービス見直し
・豊洲への市場移転問題
・天皇陛下の生前退位と、今後の皇室のあり方


昨今の中学入試では、単純なキーワードを書かせるものではなく、
『この社会でどのようなことが起こっているのか、自分自身のアタマでいかに掘り下げて考えているか』
を問われる問題が増えてきています。

具体例ですが・・・
『アメリカオバマ大統領(2016年当時)が広島を訪問した際に発表したスピーチの中で、
日本が受けた悲惨な出来事に対して一歩踏み込んだ発言ができなかったことについて
資料を基に説明しなさい。』

(2017年度 大妻多摩中の問題より一部抜粋・改訂、資料省略)

『2016年の参議院選挙では改正公職選挙法の施行を伴い、日本で初めて18歳・19歳が選挙に参加しました。
18・19歳の有権者数は約240万人とみられ、全世代のわずか2%程度に過ぎませんが、
「選挙結果に対して決して無力ではない」という意見があります。
このように主張できる理由を、資料を基に説明しなさい』

(2017年度 明治大付属明治の問題より一部抜粋・改訂、資料省略)

いずれもキーワードの丸暗記だけで答えることは難しいと分かります。
日頃どれだけ自分自身のアタマで掘り下げて考えているのか、これが正答に近づくポイントです。
ちなみに鉄能会では昨年6月に実施した『ニュース講座』でしっかりと上記話題に触れていました。

6年生は言うに及ばず、5年生、4年生のうちから時事問題に興味・関心を持たせることに早すぎるということはありません。日々ニュースに触れ、大人と意見交換をすることで一般常識力や言語能力も高まります。

ただし、注意点が一つ。「ニュースを見なさい」「新聞を読みなさい」と言っているだけでは、子どもたちはなかなか動きません。周りの大人が率先して子どもと関わり、「言語のやり取り」をしていだだくことが必要不可欠です。

ぜひ、今日からでも親子でニュースについて話し合う時間を取りましょう!

さて、練馬校では7月1日(土)に小6・小5対象の『ニュース丸わかり講座』を実施します。
なお、一般外部生の参加も大歓迎です。
参加をご希望の場合には鉄能会練馬校までお気軽にお問合せ下さい。

練馬校 青木 隆一

「やる気」に火をつける ~授業風景から~

鉄能会の授業では、よく生徒でチームを組んで正解数や得点を競い合う対抗戦を実施します。
例えば2人1組のペアで行ったり、また5対5の団体戦だったり、組み合わせはそのつど様々です。
 
このチーム対抗戦の様に、問題演習にゲームの要素を上手に取り入れることで、
生徒達の勉強に対するやる気・モチベーションはぐん!と上がってきます。
 
ところで子供達にとって一番気になるのは、誰とチームを組むのかという事。
ここで工夫をもうひと加えです。

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問題演習がスタートし、皆が黙々と解いている間に、先生は紙でチーム決めのくじを作成。
そう、生徒達は答え合わせまで、自分が誰とチームを組むのか分かりません。
これにより、生徒達は気が抜けませんので、集中力はいやおうなしに高まります。

生徒達の学習に対するやる気は、工夫を重ねる事で大きく変わります。
鉄能会のモットーである「学習=楽しい」を実践し、生徒のやる気に火をつけていきます! 

副教室長(文系担当講師) 廣澤達也

6年生の質問から

皆さん、月例テストの解きなおしは終わりましたか?
今回は、6年生から質問の多かった算数の問題についてお答えします。

6.止まっているときに30段ある上りのエスカレーターがあります。Aがこのエスカレーターを歩きながら上っていくと、20段歩いたところで上の階に着き、このとき16秒かかりました。
 これについて、次の問に答えなさい。
(1) Aが立ち止まったままでは、上の階まで上るのに何秒かかりますか。
(2) Aが歩く速さを4分の3倍にすると、上の階まで上るのに何段歩きますか。


解説を見ると、段数の比=速さの比という観点で「速さ」の問題(流水算の応用)となっていますが、ここは鉄能会らしく「たてよこ」を駆使して解いていきましょう。

まず問題の条件を書き出します。ここで、16秒でエスカレーターは10段上っていますね。
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そして、歩かずにエスカレーターだけで30段上るのですから・・・
5162.JPG 答.48秒

次に速さを4分の3にすると、同じ時間で上る段数が15段になりますから、下のようになり上の階まではまだ着きません。
5163.JPG
そこで、合計を30段と考えると・・・
5164.JPG 答.18段

易しいと思いませんか?

もし、他の問題でも「もっといい解法はないかな」と思ったら、どんどん質問してくださいね。鉄能会は質問できる塾です。もちろん、「これわかんない」というだけではだめですが、きちんと考えた上での質問なら、先生方はとことん付き合いますよ。

お待ちしています。

九品仏校 宮田亮


計算も工夫と思考が大切

算数はまず計算力が大事とは言いますが、計算力とはどのようなものをイメージするでしょうか。

単純に計算が速いとか、正確に計算できるとか、暗算で処理できるなどでしょうか。
計算は算数の土台だから反復練習が大事、手と頭の速さを鍛えるべきとお考えになる方が多いと思います。
具体的には毎日10問計算問題をやるなどの対策をとっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、計算も工夫と思考が大事ということを忘れてはいけません。

具体例として今日の小4の生徒とのやりとりをご紹介します。IMG_6537.JPG算数が得意と豪語する男子に以下の計算問題を出しました。

問題
17÷13×52

分数の積商はまだ習っていないので、一生懸命17÷13をやろうとして挫折していました。
そこで以下のヒントを出しました。

6÷3×2=4
6×2÷3=4

わかった!といって次のように計算し始めました。

17÷13×52=17×52÷13
17×52=884
884÷13=68

答えは正解ですが、めんどくさいといった表情がありありです。
そこでもうひとつヒントをあげました。

2×3=3×2

しかし、意図は伝わらなかったようで引き続き難しい顔をしていました。
その時、横から小5の生徒が「『52÷13』を計算すれば楽勝じゃん」といってきました。小4の生徒はそんなことしていいの?といった様子でしたので、以下のようになることを解説しました。

17÷13×52=17×52÷13=52×17÷13=52÷13×17

かけ算とわり算の入れ換えについてこんな風にできるのかと目からうろこ状態でした。
もちろん小5で上記のような式の変形をいちいちするわけではありませんが、小4のこの時期では分数の積商を習っていませんので、理屈的には上記のような形になります。
※なお、小4の生徒は52が13で割れることは瞬時に気付いていました。

思考を深めれば面倒な計算も楽に解くことができますし、楽になればミスも減ります。
計算問題を何十題やろうと、そこに思考がともなわなければ、「楽に解く」ことにはつながりません。
一生懸命筆算をするより、計算の工夫をして簡単に処理する方が時間は短縮できます。

計算も工夫と思考が大切。我々は常々このことを指導しています。
うちの子は計算が苦手という方はまず、お子様がどのような思考をして計算をしているのかを確認してみてください。
また、いつでもアドバイスいたしますので、お気軽に学習相談にお申し込みください。
※学習相談は入会を前提とするものではありません。

教室責任者 池本健太郎


休みの日も『賢く』育てる

練馬校ではGWのような大型連休、夏休みや冬休みなどの際に生徒たちに170513①.jpg
このような課題を出しています。
 
『出かけた先のチケットの半券を持ってきて下さい。
そしてその場所で何を見てきたかお土産話を聞かせて下さい
お出かけをしていないという人は、どんなことを
して過ごしたかを
聞かせて下さい。』

 

狙いは2つあります。
・生徒たちに『何事に対しても意識を持って見聞きする』習慣をつけること
・見聞を広げることで活きた知識や常識力、そして語彙力をつけること

 
出かける先々で、自ら意識して見聞きしたもの、発見したもの、知ったことは170513②.JPG
強く記憶に残ります。その積み重なりが子どもたちの活きた知識や常識力に繋がります。
新しい言葉や名称を知ることで語彙力も身についてきます。
 
もちろん中にはご両親のお仕事の都合や、習い事の発表会やスポーツの大会などの関係で
出かけられない人もいますがそれでも構いません。
休みの時にどのように過ごし、どのようなことを知ったか、感じたかでも充分に狙いに
対して効果があります。
 
大事なことは『日々を意識して過ごす』ことで様々な気づきや発見を重ねていくことです。170513④.JPG
過去の卒塾生を思い起こしても、成績が伸びる生徒、鋭い思考を繰り出す生徒たちは日々
いろいろな気づきや発見を繰り返していました。
 
そんな知的好奇心旺盛な、柔軟に物事を吸収できる生徒に育てていきたい。
休みの日のお出かけ一つでも、子どもたちを『賢く』することができるのです。
そのきっかけや仕掛けを創り出し与えていくのが周囲の大人の役割です。 

問題を解くだけが学習ではない。
これも鉄能会流です。
170513③.JPG    
練馬校 青木 隆一

自習風景

鉄能会では、自ら計画し、自ら考え、自ら調べる、自立学習が大切だと考えています。

授業前後の時間はもちろん、授業のない日でも、生徒達は積極的に校舎に通って自習します。

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家では勉強に集中できない子も、友達が勉強する姿に触発されて自然と勉強に取り組み始めます。

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・授業プリントの解き直し。
・小テスト対策勉強。
・志望校過去問演習の間違い直しノート作成。
・分からない問題があって宿題が終わらない。

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など、理由はさまざまですが、授業前後や休憩時間なら先生に質問もできますから、校舎に来たほうが効率良く勉強を進められるのは確かなようです。

継続は力なり、弛まぬ努力を続けましょう。

九品仏校 田伏 毅


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